2013-10-07 19:00:20

「わたしたちの信仰を増してください」教皇、日曜正午の集い


教皇フランシスコは、バチカンで6日、日曜正午の祈りの集いを行われた。

始めに教皇は、前々日、中部イタリア・アッシジで市民から受けた歓迎に心からのお礼を述べられた。

教皇はアッシジを訪問したのは今回が実に初めてであり、しかも聖フランシスコの記念日に同聖人ゆかりの地を巡礼できたことを大きな恵みとして神に感謝を捧げられた。

説教で、教皇はこの日のミサで朗読されたルカ福音書(17,5-10)を取り上げられた。

「わたしどもの信仰を増してください」(同 17,5)と使徒たちはイエスに言うが、わたしたちもまた、自分たちの小さく弱い信仰をそのまま差し出し、それを強めて欲しいと主に願い出るべきと教皇は勧められた。

弟子たちのこの言葉に対して、主は「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう」(同 17,6)と答えられた。

教皇は、からし種はごく小さいが、イエスはこのような小さな、しかし真の誠実な信仰がありさえすれば、人間の力では不可能と思われることも可能になると言われているのであると説明。

この10月はカトリック教会にとって、特に宣教に捧げられた月であるが、福音をもたらすためにあらゆる困難を越え、命を捧げた人々を思い起こすと共に、わたしたちもまた、毎日の生活を通して、神の力と信仰の力をもってキリストを証ししていくことができるようにと願われた。

その力を神から汲み取るためには、「信仰の呼吸」「神との魂の対話」とも言える祈りが必要と教皇は説き、この日の伝統であるポンペイの聖母へ祈願を、「信仰の学び舎」であるロザリオの祈りを通して捧げるよう招かれた。








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