2013-09-13 18:48:09

「母なる教会」をテーマに、教皇一般謁見


教皇フランシスコは、バチカンで11日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中、教皇は「信仰年」のためのカテケーシス(教会の教えの解説)として、「母としての教会」をテーマに講話された。

第2バチカン公会議は、『教会憲章』の中で、教会は信仰における「われわれの母」(同6.14.15.41.42)であると述べている。

初期教会の教父たちが用いたこの表現を、数ある教会のイメージの中でも最も美しいものと話された教皇は、「母なる教会」とはどういうものであるかを信徒と共に考えられた。

まず教皇は、母親が胎に宿した子をやがて生命へと開くように、教会とは聖霊によって、わたしたちを信仰の中に生む存在であると強調。人は自分ひとりの力でキリスト者となるのではなく、教会において、教会を通して与えられた、神の賜物である信仰によって信者となると話された。

また、母親は命を生むだけでなく、大きな愛情と注意を持ってその子らを育て、養うが、教会も母のようにわたしたちの人生の歩みに付き添い、教え、正し、赦し、理解し、苦しみの時も共にいると教皇は説明された。

さらに教皇は、教会はキリスト教信者の母であり、キリスト者を生み出す存在であるが、同時にこれらの信者によって作られている存在でもあると指摘。

教会はわたしたちと異なる存在ではなく、むしろわたしたち自身、我々の総体であると説かれた教皇は、わたしたち皆が新しい信者の誕生に協力し、信仰における教育者となり、福音を告げるよう招かれている、すべての信者が教会の母性に参与しているのである、と呼びかけられた。








All the contents on this site are copyrighted ©.