2013-09-03 18:08:17

教皇、10月アッシジへ、聖フランシスコゆかりの地を巡礼


教皇フランシスコは、来月4日に中部イタリアのアッシジを司牧訪問される。

典礼暦で10月4日は、アッシジの聖フランシスコの記念日。教皇はこの一日の訪問を通して、アッシジと周辺に数多く残る聖フランシスコゆかりの場所を巡礼される。

10月4日(金)早朝、教皇はヘリコプターでバチカンから出発される。アッシジ到着後、最初に障害者リハビリテーション・センター「イスティトゥート・セラフィコ」内の教会を訪問、施設関係者とお会いになる。

次いで、教皇はサン・ダミアノ教会を訪れ、祈りの時を持たれる。同聖堂は、聖フランシスコが祈っていると、「行って、わたしの家を建て直しなさい」という十字架のキリストの声を聞いた場所。フランシスコが修理したこの教会で、聖クララたちは修道生活をおくった。また、フランシスコは死の2年前、ここで「太陽の賛歌」を作っている。

続いて、教皇は司教館へ向かわれる。この場所は、聖フランシスコが司教の前で衣服を脱いで、自分の父親に返したエピソードで知られる。ここで教皇は、カリタス関係者や、カリタスの支援を受けている人々との出会いを行なわれる。近くのサンタ・マリア・マッジョーレ教会にも入られる。

この後、教皇は聖フランシスコ大聖堂を巡礼。聖フランシスコの墓前で祈られる。そして、大聖堂前の広場で信者たちとミサを捧げられる。

ミサ終了後、教皇はサンタ・マリア・デリ・アンジェリ地区のカリタス・センターを訪問。貧しい人々と昼食を共にされる。

午後も、教皇はエレモ・デッレ・カルチェリ(フランシスコと仲間たちの隠遁所)、サン・ルフィーノ司教座聖堂(フランシスコとクララが洗礼を受けた教会)、サンタ・キアーラ聖堂(聖クララの墓がある)を相次いで巡礼。サンタ・キアーラ教会では、観想修道会の修道女らとの出会いを持たれる。

さらに、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂内のポルツィウンコラ(フランシスコの祈りと活動の重要な拠点であり、息を引き取った場所でもある小聖堂)で教皇は祈ると共に、大聖堂前でウンブリア州の若者たちと交流される。

教皇はアッシジ訪問の最後に、郊外のリヴォトルトの聖堂(フランシスコと最初の仲間たちが住んでいたあばら家が保存されている)を巡礼され、同日夜、バチカンに戻られる。










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