2013-08-31 15:17:36

バチカンの新国務長官にピエトロ・パロリン大司教


教皇フランシスコは、31日、バチカンの新しい国務長官として、駐ベネズエラ教皇大使、ピエトロ・パロリン大司教(58)を任命された。

この任命によってパロリン大司教は、同じくこの日、教皇により定年による引退願いを受理された、現国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)の後任となる。

なお、教皇はベルトーネ枢機卿が国務長官職に今年10月15日まで留まり、同日をもってパロリン大司教と交代することを望まれた。

国務長官交代の際、教皇はベルトーネ枢機卿のこれまでの寛大な奉仕に感謝し、新国務長官を紹介するために、国務省関係者らとの集いを開催する旨を告げられた。

また、教皇は同日、国務省総務局長ジョヴァンニ・アンジェロ・ベッチウ大司教、同外務局長ドミニク・マンベルティ大司教、教皇公邸管理部室長ゲオルグ・ゲンスヴァイン大司教をはじめとする、国務省および教皇公邸管理部の上部人事がこれまでどおりであることを確認された。

このたび次期国務長官として任命されたピエトロ・パロリン大司教は、1955年、イタリア・ヴィチェンツァ県スキアヴォンの生まれ。1980年、司祭叙階。1983年、教皇庁立教会アカデミーに入り、1986年より外交官としての職務を開始。ナイジェリア、メキシコのバチカン大使館勤務の後、2002年より、国務省外務局次長として、特にベトナム・中国などアジア諸国を担当した。2009年、駐ベネズエラ教皇大使に任命されると共に、大司教の位に上げられた。








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