2013-08-13 18:53:23

「本当の宝とは、神の愛」教皇、アンジェラスの祈りで


教皇フランシスコは、バチカンで11日、日曜正午のアンジェラスの祈り(お告げの祈り)を信者と共に唱えられた。

集いの中で教皇は、この日のミサ中の福音朗読箇所(ルカ12,32-48)をテーマに説教を行われた。

「あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心がある」というイエスの言葉を掲げられた教皇は、「自分の心は何を望んでいるのか」、「自分の宝とは何か」を自問するよう、皆を招かれた。

自分の望むもの、大切なもの、それは家族や仕事や友情かもしれないが、そのために力をくれるもの、自分の心に愛の種を蒔くものは、神の愛であること、神の愛が本当の宝であることに気づくよう教皇は促された。

8月11日は典礼暦でアッシジの聖クララを記念した。教皇は、聖フランシスコの生き方に倣い、清貧のもとにキリストにすべてを捧げた聖クララを思いこしつつ、わたしたちもそれぞれが自分の召命を生きることができるようにと同聖女の取り次ぎを祈られた。

教皇は、15日(木)に祝われる「聖母の被昇天」に言及。天国に入りイエスと共にいる聖母を観想し、聖母のために祝いましょう、と述べられた。

また、教皇は、ラマダン(断食月)の終了を先日祝ったばかりの全世界のイスラム教徒に挨拶をおくられた。ラマダンの終わりに伴い、教皇ご自身が発表したメッセージにあるように、キリスト教徒とイスラム教徒が、特に若い世代の教育を通して、相互の尊重を推進することを祈りたいと話された。








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