2013-07-28 18:48:58

WYDリオ大会閉会式:「奉仕のために恐れず行く」教皇、若者たちの宣教に励まし、2016年大会はポーランド・クラクフで


ブラジル訪問中の教皇フランシスコは、現地時間28日午前、世界青年の日リオデジャネイロ大会の記念閉会ミサをとり行われた。

今月23日から開催されていた「第28回世界青年の日(ワールドユースデー、WYD)」は、教皇ミサをもって、いよいよ大詰めを迎えた。リオデジャネイロはこの朝、穏やかな天気に恵まれ、ミサ会場のコパカバーナ海岸には、27日の前夜祭を上回るおよそ300万の参加者の、色とりどりの国旗やTシャツのモザイクがどこまでも続いていた。

教皇はミサの中で、今WYD大会のテーマ、「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」(マタイ 28, 19)を改めて示しながら、世界から集って共に信仰の時を過ごしたこの素晴らしい体験を、イエスの弟子として他の人々にも伝えにいこうと、若者たちに力強く呼びかけられた。

そして、「奉仕のために」「恐れず」「行く」という3つの言葉を掲げて、若者たちの宣教を励まされた。

また、教皇はミサの後半に行われたアンジェラスの祈り(お告げの祈り)で、人となった御言葉の母となる恵みを受けたマリアが、その賜物を自分だけのものとせず、助けを必要としていた親戚のエリザベトをすぐに訪ねていったことを若者たちに思い出させ、宣教者の模範として聖母から学ぶようにと勧められた。

最後に、教皇は2016年のWYD大会の開催地を発表。次回は「クラクフ・ポーランド」でと告げると、赤と白の国旗を持ったポーランドの若者たちはもとより、会場の参加者から大きな歓声が上がった。クラクフはWYDの創始者、福者ヨハネ・パウロ2世に非常にゆかりの深い都市である。

こうして、教皇フランシスコの一週間にわたるブラジル訪問の主目的であった「第28回世界青年の日」は、参加者やブラジルの人々に大きな感動を残して終了した。

同日夜の帰国を前に、教皇は午後リオデジャネイロ・スマレの司牧センターでラテンアメリカ司教協議会の代表司教らと会見。さらに、コンベンションセンターで大会運営ボランティアに感謝の言葉をおくられた。

空港で送別式に臨まれた教皇は、現地時間午後7時半頃、特別機でブラジルを後にされた。

そして、イタリア時間29日午前11時半ローマに到着された教皇は、バチカンに戻る途中、市内の聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)で感謝の祈りを捧げられた。

教皇はブラジル出発前にも、同大聖堂で祈られていた。









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