2013-07-23 12:29:43

教皇、リオデジャネイロに到着、群衆の熱い歓迎、大統領らとの会見


ブラジル訪問を開始された教皇フランシスコは、現地時間22日午後9時前、リオデジャネイロに到着された。

リオデジャネイロ国際空港で教皇はジルマ・ルセフ大統領に迎えられた。

教皇はこの後、歓迎式典が行なわれるグアナバラ宮殿にまず普通車で向かわれた。空港から市内に向かう街道では大勢の市民が教皇を歓迎し、教皇一行の車が熱狂する群集に囲まれ速度を落とす場面が何度かあった。

市街地でパパモービル(教皇用の白いジープ)に乗り換えられた教皇は、世界青年の日大会に参加する若者たちが多数待つ大聖堂前を一周、ここで人々の喜びは頂点に達した。

教皇の車は道にあふれる人々の間を進んでいったが、歓迎式の会場到着までかなりの遅れが出たため、最後は当局の勧めに従い、軍のヘリコプターで大統領の待つグアナバラ宮殿に降り立つなど、市民の熱い歓迎ぶりが印象的な滞在一日目となった。

グアナバラ宮殿で行われた歓迎式で、教皇は最初の海外司牧訪問で愛するラテンアメリカの地に帰ることができた摂理を神に感謝された。

「わたしは金銀を持って来たわけではありません。しかし、自分に与えられた最も大切なものを持ってきました。それはイエス・キリストです」 と述べた教皇は、キリストの名の下に、皆の心に息づく兄弟愛の炎を育てたいと抱負を語られた。

教皇は今回のブラジル訪問の目的を、コルコバードのキリスト像の広げた腕の下に集った世界各国の若者たちに出会うことと説明。

「若者という窓を通して世界に未来は入ってくる」と教皇は述べ、青少年に人生を築くためのしっかりとした基礎を与え、安全と教育を保証し、生きるに値する永続的な価値観を伝えることが必要と強調された。








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