2013-07-09 18:52:54

リオデジャネイロの世界青年の日大会における免償規定


ブラジルのリオデジャネイロで今月下旬行われる世界青年の日大会(ワールドユースデー、WYD)を機会とした特別免償を定めた教令が、教皇庁内赦院(院長:モンテイロ・デ・カストロ枢機卿)より発布された。

世界青年の日は、全世界の若いカトリック信者たちの祭典。毎年、復活祭前の「受難の主日」に行われる教区レベルの記念日に加え、数年ごとに開催地を変えて行われる国際レベルの「大会」がある。

今月7月22日(月)から28日(日)まで行われる「第28回世界青年の日・リオデジャネイロ大会」のテーマは、「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」(マタイ 28, 19)。

教皇フランシスコは22日よりブラジル入りされ、25日(木)からWYDの公式行事に参加される。

教皇フランシスコは、若者たちがベネディクト16世が開催した「信仰年」の精神に一致し、WYD大会を通して聖性の恵みを得ることを願われ、ふさわしい準備のあるすべての若者および信者が、免償の賜物を得ることができるようこの教令を認められた。

同大会に向けて発布されたこの教令は、大会期間中に一定の条件を満たした者に免償を与えるもの。免償とは、すでに赦された罪に伴う、有限の罰の免除で、これには有限の罰のすべてを免除する全免償と、一部を免除する部分免償とがある。

免償規定の内容は以下のとおり。

a.通常の条件(ゆるしの秘跡、聖体拝領、教皇の意向のための祈り)を満たし、心から痛悔し、リオデジャネイロ大会の儀式や宗教的行事に敬虔に参加する信者に一日に1回、全免償が与えられる。

正当な理由でこれらの行事に参加できない信者は、通常の霊的・秘跡的・祈りの条件を満たした上で、教皇に子として従順である決意を持って、大会期間の儀式にテレビやラジオ、新しいメディアを通して敬虔に、精神的に参加することで、全免償を得ることができる。

b.信者たちは、同大会の期間中、どこにいようとも、毎回、罪を悔い改める心で、神に熱心に祈りを上げ、それをWYD大会の公式の祈りと、ブラジルの女王「アパレシーダの聖母」、また同大会の保護者と執り成しの聖人・福者らに、若者たちが信仰において強められ、聖なる生活をおくることができるよう願う祈りで締めくくることで、部分免償が与えられる。

信者らが免償の恵みを受けやすいように、告解を聞く権能を正当に認められた司祭は、心の準備と寛大さをもって信者を受け入れると共に、このWYD大会の実りを公に祈ることを信者に勧めることが求められる。

この免償規定は今機会にのみ有効。








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