2013-07-07 18:35:44

教皇フランシスコと前教皇が共に出席、大天使聖ミカエル像除幕式


バチカン市国で5日、庭園に設置された大天使聖ミカエルの彫像の除幕式が行われ、教皇フランシスコと、前教皇ベネディクト16世が共に出席した。

この除幕式は、バチカン市国を大天使聖ミカエルと聖ヨセフの保護に託す式典の一環として行われた。このたび市国行政庁の近くに新たに設けられた聖ミカエル像のほかに、庭園内には聖ヨセフの名を冠した噴水もある。

式の初めに、前教皇ベネディクト16世が会場に姿を見せられ、出席者や行政庁職員らに親しく挨拶をおくられた。

続いて、教皇フランシスコが到着され、前教皇と兄弟的な抱擁を交わされた。教皇と前教皇は並んで席につかれ、式典の終わりまで行動を共にされた。

バチカン市国行政庁官ジュゼッペ・ベルテッロ枢機卿の短い挨拶に続き、前行政庁官のジョバンニ・ラヨロ枢機卿が聖ミカエル像と聖ヨセフの噴水について説明した。

教皇フランシスコは挨拶で、大天使聖ミカエルと聖ヨセフを市国の保護者とし、それを記念するモニュメントを庭園に設ける計画は、前教皇ベネディクト16世の在位中から進められていたことを紹介。ベネディクト16世に対する皆の愛情と尊敬を代表して述べながら、この式に前教皇の出席を得たことを喜ばれた。

大天使聖ミカエルを、神の正義をもたらすために戦い、神の民を敵から守る存在として示された教皇は、聖ミカエルが勝利するのは彼の中で神が働かれるからであると指摘。聖ミカエルに市国を託しながら、大天使が人々を悪から守り、悪を駆逐することを祈られた。

また、イエスと聖家族を守った聖ヨセフにバチカン市国を委ねることで、神のために自分と時間を捧げ、毎日の生活の中で常に善をもって悪に打ち勝つことにおいて、わたしたちがより強められるようにと願われた。

そして、教皇はバチカン市国を大天使聖ミカエルと聖ヨセフの保護に託す祈りを唱えられ、大天使像を祝別。すべての参加者にも祝福をおくられた。








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