2013-06-17 19:04:53

いのちの福音のためのミサ、教皇「生ける、いつくしみ深い神」を強調


教皇フランシスコは、16日、バチカンで「いのちの福音」のためのミサを捧げられた。

「信仰年」を開催中のカトリック教会は、この日、「いのちの福音の日」を記念。教皇庁新福音化推進評議会が企画したこの記念日は、「信じることでいのちを得る」をテーマに、お年寄りや病者を大切にし、生まれてくるいのちを守ることをはじめ、人間のいのちの聖なる価値を考え、証しすることを目的としたもの。

ミサ会場となった聖ペトロ広場は、数万人の信者たちでいっぱいとなった。これらの巡礼者たちは、前日からローマに集い、いのちの福音をめぐるカテケーシスや、聖体礼拝、ろうそく行列などに参加した。

教皇はミサの説教で、「神の道に従うことでいのちに導かれ、偶像に従うことは死につながる」と述べ、いのちをもたらす存在としての「生ける、いつくしみ深い神」を強調された。

「エゴイズムではなく愛を、死ではなくいのちを、今日の多くの偶像への隷属ではなく自由を。愛、いのち、自由である神、わたしたちを失望させることのない神に、『はい』と言おうではありませんか。」

「神がわたしたちに示される道は、真に自由で、満たされた人生のための道です。それは、これをしてはいけない、あれをしてはいけない、という『ノー』の賛歌ではなく、神に、そして愛といのちに対する『はい』の賛歌なのです。」

「多くの死や罪やエゴイズムの業を前に、イエスは人となられた生ける神として、いのちをもたらします。イエスは受け入れ、愛し、勇気づけ、赦し、歩む力といのちを再び与えられるのです。」

このように説かれた教皇は、「神は、生きておられ、いつくしみ深い」と、信者たちに何度も繰り返された。









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