2013-05-22 15:46:30

5月22日教皇一般謁見
「聖霊は真の福音宣教推進者」


5月22日恒例水曜教皇一般謁見のために会場のバチカン聖ペトロ広場は朝早くから世界各国からやって来た何万人もの巡礼者たちで一杯になった。

教皇は定刻どおり10時30分に会場の聖ペトロ広場に姿を現され、白いジープで会場を一巡されながら巡礼者たちの歓声ににこやかに答えられた。
謁見はいつものように各国語による聖書朗読から始まり教皇自身によるカテケシス(教会の教えの解説)が続いた。

この日の教皇のカテケシスは「クレド」(使徒信条)の解説から始められた。
「クレド」の中で聖霊に対する信仰告白をした後すぐに宣言する「私は唯一、聖なる、普遍の、使徒継承なる教会を信じます」という言葉の説明から、聖霊と教会との間にある深い関係の存在を教皇は指摘された。事実聖霊は教会に生命を与えその歩みを導く。聖霊の絶え間ない助けと存在がなければ教会は決して生きることもまた復活されたキリストから託された「全世界に行き全ての人々に福音を告げ知らせキリストの弟子にせよ」という使命を実現することは出来ない。福音宣教は教会に託された使命である。ただ単にある人々だけに託された使命ではなく、私自身の、あなたの、私たち皆の使命である。使徒聖パウロもコリントの教会に宛てたその手紙の中で「もし私が福音を述べ伝えないなら、私にとって災いである」と言っている。教会のメンバー全員が各自福音宣教者であるべきである。特に実際の具体的な生活を通してキリストの福音を宣教すべきである。
教皇パウロ6世も「 福音宣教は教会にとっては恵みであり教会独自の召命であり、教会の最も深いアイデンティティーでもある。教会は福音を述べ伝えるためにこそ存在するのである」と強調されていた。
教皇はこのように話され、その後各国語によるカテケシスの要約が朗読され、最後に教皇祝福をもって一般謁見は終えられた。







All the contents on this site are copyrighted ©.