2013-05-10 15:40:27

教皇フランシスコ、コプト正教会アレクサンドリア教皇タワドロス2世と会見


教皇フランシスコは、10日、コプト正教会のアレクサンドリア教皇および聖マルコ大主教区総主教タワドロス2世をバチカンに迎えられた。

タワドロス2世は、昨年11月にシェヌーダ3世の後継者としてアレクサンドリア教皇に選出されて以来、初のエジプト国外訪問として、9日ローマに到着。13日までの滞在中、バチカン訪問と教皇との会見、ローマのコプト正教会共同体との交流などを行なわれる。

ローマ教皇とコプト正教会の教皇(パパ)の出会いは、1973年5月10日のパウロ6世とシェヌーダ3世の歴史的会見以来、この日でちょうど40年ぶり。この時からカトリック教会とコプト正教会の神学対話が始まり、1988年にはキリスト学をめぐる共同宣言が行なわれている。

教皇フランシスコは、タワドロス2世を温かく歓迎され、この出会いの恵みに大きな喜びを表明。

そして、両教会が祈りと対話、相互の愛のうちに絆を構築することが、完全な一致への歩みを促すことになると話された。

一方、タワドロス2世は、この会見が両教会の長く継続する愛と友情の出会いの一歩となることを願い、5月10日をカトリック教会とコプト正教会の愛と友情の記念日とすることを提案された。

会見の後、教皇フランシスコとタワドロス2世は、バチカン宮殿のレデンプトリス・マーテル礼拝堂で祈りの時を持ち、「主の祈り」と平和を願う祈りを共に唱えられた。

タワドロス2世はローマ訪問にあたり、教皇フランシスコの現在の住居であるバチカンのサンタ・マルタ宿舎に来賓として滞在されている。








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