2013-05-03 18:34:18

教皇、レバノン大統領と会見


教皇フランシスコは、3日、レバノンのミッシェル・スレイマン大統領と会見された。

両者の会談では、まずレバノンの情勢をテーマに、特に同国の社会を構成しそれを豊かなものとしている様々な民族・宗教が、共通善と国家の発展・安定のために、対話と協力を深めることの重要性が強調された。

これに関連して、国内外の様々な課題への対応を迫られるレバノン新政府の組閣に期待が寄せられた。

また、レバノンと周辺地域の問題として、シリアの紛争について特別に言及。中でもシリアからレバノンや近隣国に逃れてくる難民に、国際社会の協力による最善の人道支援が望まれた。

さらに、中東の平和と安定のために欠かせない、イスラエルとパレスチナ間の和平交渉の再開が願われた。

最後に、中東全域のキリスト教徒の置かれた状況や、これらキリスト教徒たちが中東シノドス後の使徒的勧告「中東の教会」の光に照らされて行なう重要な貢献が思い起こされた。








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