2013-05-03 13:02:25

ベネディクト16世、バチカンに戻られる、教皇フランシスコの温かい歓迎


前教皇ベネディクト16世は、2日、退位後滞在していたカステルガンドルフォからバチカンに戻られた。

ベネディクト16世は、今年の2月28日をもって教皇職を退位した後、2ヶ月に渡りカステルガンドルフォの離宮に滞在されていた。

前教皇はこの日の夕方5時前、ヘリコプターでバチカンに到着。枢機卿団主席アンジェロ・ソダノ枢機卿率いる関係者の挨拶を受けられた。

この後、ベネディクト16世は車でバチカン庭園内の観想修道院に移動。修道院の入り口では、教皇フランシスコが前教皇を温かく出迎えられた。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父によれば、教皇フランシスコは兄弟的な親しさを込めてベネディクト16世を歓迎し、両者は共に修道院内の礼拝堂に入られ、祈りの時を持たれた。

前教皇は今年2月11日に退位を表明して以来、引退後の住居としてバチカン市国内の観想修道院マーテル・エクレジエを指定されていた。ベネディクト16世のカステルガンドルフォ滞在中に同修道院の改築が進められ、このたびその完了に伴い前教皇を迎える運びとなった。

同修道院では、ベネディクト16世と共に、教皇公邸管理室責任者のゲオルグ・ゲンスワイン大司教と、これまでも前教皇の身の回りの世話を務めていた、在俗会「メモレス・ドミニ」の4人の会員が生活する。前教皇はここで改めて退位後のご自分の使命とする祈りの生活を開始される。








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