前教皇ベネディクト16世、近日中にバチカンの修道院へ

前教皇ベネディクト16世が、現在滞在中のカステルガンドルフォから近日中にバチカンの修道院に移られることが明らかになった。

ベネディクト16世は、今年の２月28日をもって教皇職を退位して以来、カステルガンドルフォの離宮に一時的に滞在されていた。

この間、前教皇の引退後の住居として、バチカン市国内の観想修道院マーテル・エクレジエの改築が進められていたが、このたび作業は終了し、前教皇を迎える準備が整った。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父によれば、ベネディクト16世は５月２日の夕方４時半から５時頃、ヘリコプターでカステルガンドルフォを発たれ、バチカンに戻られる予定。