2013-03-21 15:59:14

教皇フランシスコ、聖木曜日「主の晩餐のミサ」をローマの少年院で


教皇フランシスコは、聖木曜日の3月28日夕方、ローマ市内の少年院で「主の晩餐のミサ」を捧げられる。

聖木曜日とは、復活祭直前の一週間「聖週間」中の木曜日をいう。聖木曜日には「聖香油のミサ」と「主の晩餐のミサ」の2つのミサ聖祭が行われる。

「聖香油のミサ」は、各教区の司教座聖堂で司教と司祭が共同司式する。この中で司祭の約束の更新と司教による聖油の祝別が行われる。

「主の晩餐のミサ」は、受難を前にしたイエス・キリストの最後の晩餐を記念するもので、この晩餐でイエスが聖体とミサ聖祭、司祭職を制定したことを思い起こす。このミサでは、最後の食事の席でイエスが愛と奉仕の模範として弟子たちの足を洗ったことにちなむ「洗足式」が行なわれる。

教皇フランシスコは、まず聖木曜日28日午前、バチカンの聖ペトロ大聖堂で「聖香油のミサ」をローマ教区の司祭らと共に司式される。

そして、同日午後5時半、ローマのカサル・デル・マルモ少年院で「主の晩餐のミサ」をとり行われる。

教皇フランシスコは、ブエノスアイレス大司教を務めた枢機卿時代、主の晩餐のミサを刑務所や病院、福祉施設などで捧げることを習慣としていた。

前教皇ベネディクト16世も、2007年3月18日、カサル・デル・マルモ少年院を訪問し、「憐れみの御父礼拝堂」でミサを捧げている。

※写真は2008年3月20日、ベルゴリオ枢機卿(現教皇フランシスコ)がブエノスアイレス郊外の薬物依存者更生施設で捧げた「主の晩餐ミサ」での「洗足式」。








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