2013-03-20 19:15:07

教皇、キリスト教の各教会と諸宗教代表者に挨拶


教皇フランシスコは、20日、様々なキリスト教教会および諸宗教の代表者らと挨拶を交わされた。

教皇がバチカン宮殿のクレメンスの間でお会いになったのは、前日19日の教皇職開始ミサに参列した正教会や、プロテスタント系教会、そしてユダヤ教、イスラム教など諸宗教の各使節。

この席でバルトロメオ1世エキュメニカル総主教が皆を代表して挨拶をおくった。

教皇フランシスコはまずキリスト教諸教会の代表者たちに対し、ベネディクト16世が開催したこの「信仰年」にあたり、イエス・キリストとの絆を深めると共に、「すべての人を一つにしてください」というイエスの最後の晩餐の祈りに心を合わせ、神から与えられた信仰を言葉と行いを通して忠実に生きることで一致への道を進んでいきたいと述べた。

そして、ユダヤ教の指導者らに対し、教皇はキリスト教とユダヤ教の精神的つながりを強調。第2バチカン公会議の精神のもと、兄弟的対話を推進していきたいと話した。

また、イスラム教の代表者らの参加に感謝を述べながら、教皇は人類の共通善のために、相互の尊重と協力がますます育つことを願われた。

教皇は諸宗教を代表するすべての人々に、世界と全被造物の保護、貧しく、弱く、苦しむ人々への奉仕、正義・平和・和解への貢献、そして無限者に対する渇きを人々の中に生き生きと保つことへの、共通の責任を呼びかけられた。








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