2013-03-11 15:31:48

コンクラーベを前に最後の枢機卿総会


コンクラーベの開始を翌日に控えた11日午前、枢機卿らによる最後の会議が開かれた。

この第10回枢機卿総会には、152人が出席した。

議場では、3日交代制のカメルレンゴの補佐役3名が抽選で決められた。今回は、ナギブ、オウレット、モンテリージの3枢機卿が選ばれた。

選挙前最後の総会とあり、多くの人が意見表明を希望し、28の発言があった。4日から始まった連日の総会における発言数は計161となった。

参加者らの意見発表では、既出のテーマに加え、宗教事業協会についても言及され、これについて枢機卿による管理委員会の責任者としてベルトーネ枢機卿が説明を加えた。

この他、新しい教皇に期待される人物像などが中心的なテーマになった。

枢機卿たちは、総会はこの回で終わりとし、同日午後の会議は開かないことで合意した。

こうして、コンクラーベ前の準備は整いつつある。

11日午後には、任務上、コンクラーベに何らかの形で関わる人々の宣誓が行なわれる。

コンクラーベに入る翌12日午前7時、有権枢機卿たちは指定されたサンタ・マルタ宿舎に入る。

午前10時から、枢機卿団主席ソダノ枢機卿の司式で、すべての枢機卿たち参加のもと、聖ペトロ大聖堂で「ローマ教皇選挙のためのミサ」が捧げられる。

同日午後4時半、有権枢機卿らは、パオリーナ礼拝堂からシスティーナ礼拝堂まで行列し、その後、次期教皇を選ぶ第1回目の投票を行なうことになる。









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