2013-03-06 18:08:55

第4回枢機卿総会、有権枢機卿ほぼ揃う、午後聖ペトロ大聖堂で祈りの集い


現在、空位期間にあるバチカンでは、次期教皇選出への準備として、枢機卿団の総会が連日開催されている。

6日午前に行われた第4回総会では、新たに到着した4人(このうち有権枢機卿は3人)が加わり、この日の全出席者数は153人、有権枢機卿数は113人となった。

すべての有権枢機卿115人が揃うまでには、ワルシャワ大司教のニッチ枢機卿、ホーチミン大司教のマン枢機卿の2人を待つまでとなったが、ニッチ枢機卿はこの日、マン枢機卿は翌7日の到着が予定されている。

第4回総会は「昼の祈り」から始まった。

この日、カスパー枢機卿が80歳、コッコパルメリオ枢機卿が75歳が誕生日を迎え、明日、サンドヴァル枢機卿が77歳の誕生日を迎えることに対し、主席のソダノ枢機卿がお祝いの言葉を述べた。

会議中、18人の枢機卿が意見を述べ、これにより、今までの総会を通して51人が発言した。この中で、今日の世界における教会、新しい福音宣教の必要、教皇庁・諸官庁や司教団関連事項、未来の教皇に期待されるもの、などがテーマとなった。

これらの意見発表は、発言希望者のリスト順に行なわれ、一人当たり5分を基本とするが、時間を上回った場合は発言者の判断に任される。

この会議で、翌7日(木)の総会は午前に加え、午後にも行なわれることが決定した。

第4回総会が行われたこの日、午後5時から聖ペトロ大聖堂で、同大聖堂首席司祭コマストリ枢機卿の指導で、枢機卿たちによる祈りの集い(ロザリオ、聖体顕示と礼拝、晩課、聖体降福式)が行なわれる。

今総会でも、コンクラーベの日程は決定されなかった。

これについて、バチカン広報局長ロンバルディ神父は、枢機卿たちはコンクラーベにふさわしい、真摯で深い準備をしたいと望んでおり、枢機卿団全体の中で考えが熟した時に選挙開始の日付が設定されることになるだろうと述べた。また、全有権枢機卿が揃うのを待ってからその決定がなされるのは自然なことと思われると話した。








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