2013-03-04 18:15:56

第1回枢機卿総会開催:コンクラーベ開催に向けての一歩


前教皇ベネディクト16世の先月末の退位により空位期間に入ったバチカンで、3月4日午前、第1回枢機卿総会が開催された。

コンクラーベ開催の日程を決定するための最初の一歩となるこの朝の会議には、142人の枢機卿が出席、そのうち教皇選挙の投票権を持つ枢機卿は103人だった。現在の全有権枢機卿数は115人であるため、残りの12人の到着が待たれる。

総会は参加者らの歌う「聖霊来たり給え」の祈りで始まった。

枢機卿団主席のアンジェロ・ソダノ枢機卿が、この集いの意味を説明。

続いて、参加枢機卿たちは規則にのっとり、一人ひとり宣誓を行なった。

カメルレンゴのタルチジオ・ベルトーネ枢機卿が、同日午後から行なわれる第2総会で教皇庁の説教師ラニエーレ・カンタラメッサ神父指導の黙想を行なうことを提案した。

枢機卿総会では伝統的に初日とコンクラーベ前に黙想が行われ、特に初回の黙想は通常、教皇庁付説教師の指導で行なわれることになっている。

また、ソダノ枢機卿の提案で、枢機卿団から前教皇ベネディクト16世へのメッセージをおくることが可決された。

この最初の総会では、カメルレンゴの補佐として、3人の枢機卿が抽選で決められ、セーペ、レ、ロデの3枢機卿が選ばれた。この3人の任務は3日間で、その後また別の3人が抽選される。

第1回総会では、13人が意見を発表した。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父によれば、第1回総会は、非常に和やかで、建設的な雰囲気のもとに行われた。

会議中に休憩時間が設けられ、これが枢機卿同士の出会いと意見交換の貴重な機会になっている。会議場の下には軽食やコーヒーを摂ることのできるビュッフェもあり、そこで枢機卿たちは休息したり、親しく話し合ったりしているという。

ロンバルディ神父は、コンクラーベの日程は今後の会議の中で決定されるだろうと述べた。








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