2013-02-21 18:04:52

コンクラーベ開催日程は現段階では未定、バチカン広報局長


バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父は、21日、次期教皇を選出するコンクラーベの開催日程はまだ定まっておらず、それは使徒座空位期間に枢機卿たちによって決定されるだろうと述べた。

近日の発表が予測されている教皇ベネディクト16世のコンクラーベをめぐる自発教令について、ロンバルディ神父は、この教令は教皇に委ねられており、その内容はまだわからないが、コンクラーベの規則を記した使徒憲章を大きく変更するものではないと思われると話した。

ベネディクト16世の引退は今月28日と間近に迫っているが、報道局長は教皇の退位までの予定として、23日(土)バチカンの四旬節黙想会の終了の挨拶、ジョルジョ・ナポリターノ・イタリア大統領との私的な会見、24日(日)信者との最後の日曜正午の祈りの集い、27日(水)の最終一般謁見を挙げた。

特に27日の一般謁見は、教皇ベネディクト16世と信者たちとの最後の公式行事となる。これについてロンバルディ神父は、多数の参加者と深い感動に包まれた一般謁見になると思うが、謁見の内容が特殊なものになることはなく、通常の進行方法で行なわれる予定であると述べた。

教皇の在位最後の日、28日午前、教皇はバチカン宮殿で枢機卿団に挨拶されるが、報道局長は、これはその時点でローマにいる枢機卿たちへの挨拶であり、この集いへの参加を促してすべての枢機卿に召集をかけるものではないと説明。

同日午後5時に教皇はバチカンからヘリコプターでカステルガンドルフォの離宮に向かわれるが、そこでバチカン市国行政長官ベルテッロ枢機卿はじめ、カステルガンドルフォの市長や主任司祭らの出迎えを受けた後、教皇は離宮前広場に集った信者たちに挨拶をおくられるだろうと話した。








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