2013-02-19 19:07:11

カステルガンドルフォで準備、28日のベネディクト16世退位を受けて


教皇ベネディクト16世の今月28日の退位に向けて、同教皇が引退当日と引退後のおよそ2ヶ月を過ごされるカステルガンドルフォで、祈りと出迎えの準備が進んでいる。

ベネディクト16世は、退位の日である2月28日午後5時頃、ヘリコプターでバチカン宮殿を後にされ、ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮に移られる。そして、同日午後8時をもって教皇職から公式に引退される。

ベネディクト16世は、引退後の住居となるバチカン市国内の修道院の改修が完了するまで、カステルガンドルフォの離宮に滞在することになっている。

カステルガンドルフォの離宮前広場にあるサン・トマソ・ダヴィッラノーヴァ教会の主任司祭ピエトロ・ディレッティ神父は、教皇の到着時に向けた準備について話した。

「ベネディクト16世を何よりも祈りで迎えたいと思います。なぜなら彼は祈りの人であり、教皇ご自身もおっしゃるように、退位された後も祈りを通してわたしたちと一緒におられるからです」とディレッティ神父は述べた。

同神父によれば、28日午後4時に信者らは離宮前の広場に集い、午後5時からロザリオの祈りが唱えられる。祈りの間に、ベネディクト16世の言葉が引用される。

教皇の離宮への到着が推定される午後5時半頃、会衆は祈りを終え、ろうそくの火を手に教皇を迎える予定という。

離宮前にはカステルガンドルフォの住民はもとより、多くの人々が集うことが予想され、この出迎えは「教皇への愛情、尊敬、連帯を表すものです」と、同神父は述べた。








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