2013-02-13 15:53:24

「教会とはキリストである」「皆さんの愛と祈りに感謝」教皇、引退発表後の一般謁見で


教皇ベネディクト16世は、バチカンで13日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

この席で教皇は、先日発表された教皇職引退について改めて信者らに説明されると共に、すべての人々の愛と祈りに心からの感謝を表された。

引退宣言後、初めて公の場に姿を見せられた教皇は、パウロ6世謁見ホールに詰め掛けた巡礼者たちの長く温かい拍手に迎えられた。

教皇は一般謁見冒頭で次のように話された。

「親愛なる兄弟姉妹の皆さん

ご存知のように、(拍手)-皆さんのご好意に感謝します- わたしは、2005年4月19日に主がわたしに託された任務を、辞することを決意しました。これは神の前で長い間自分の良心を問いただした後に、完全な自由のもとに、教会の善のためにした決断です。この重大さはよくわかっています。しかし、それ以上に、教皇職に必要とされる体力がもう十分にないことも自覚しています。

教会とはキリストである、という確信がわたしを支え、光で照らしています。キリストがその教会に指導と世話を欠かすことは決してありません。これまでわたしを見守ってくださったすべての皆さんの愛と祈りに感謝します。ありがとう! 決して容易ではなかったこの日々、わたしは祈りの力、教会の愛、わたしを支える皆さんの祈りを、体感したと言えます。どうかわたしのため、教会のため、未来の教皇のために祈り続けてください。主がわたしたちを導いてくださるでしょう。」








All the contents on this site are copyrighted ©.