2013-02-06 17:51:08

「天地の創造主」である神をテーマに、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで6日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

「信仰年」のためのカテケーシス(教会の教えの解説)として、「信仰宣言」の考察を先月から始められた教皇は、この日は冒頭文「天地の創造主、全能の父である神を信じます」の中から、「天地の創造主」という部分に注目された。

教皇のカテケーシスの要約は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

信仰年のカテケーシスを進めながら、今日は信仰宣言の中の「天地の創造主」という言葉を考察しましょう。

神は全能の父として、創造の御業において、永遠の御言葉を通して、すべて良いもの、調和あるもの、美しいものとして、万物を創造されました。

世界は神のご計画の一部として意味を持ちますが、人間は神の創造の頂点として特別な意味を持ちます。 聖書は人間が神の似姿として地の塵から創造されたと教えています。 わたしたちはここに人類家族の一致の元だけではなく、人間の不可侵の尊厳の元をも見出すのです。

わたしたちはまた、ここに人間の、有限の存在でありながらも、神の永遠のご計画における崇高な何らかの役割をも認めるのです。

アダムの罪の悲劇は、神とわたしたちの間の元々の関係を破壊しただけでなく、わたしたち人間同士と、人間とこの世界との関係をも毒してしまいました。

新しいアダムであるキリストは、救いをもたらす従順によって、神ご自身がわたしたち人類を義化し、神の愛する息子、娘として、自由の中に生きることができるようにしてくれたのです。








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