2013-02-04 17:48:15

世界奉献生活者の日:教皇ミサ「キリストの光を反映して生きる」


典礼暦で「主の奉献」を迎えた2日、バチカンで奉献生活者のためのミサが教皇ベネディクト16世によってとり行われた。

イエスが生後40日後に神殿で神に捧げられたことを祝う「主の奉献」の日、カトリック教会は、「世界奉献生活者の日」を記念する。これは神に生涯を捧げて生きる奉献生活者たちが、その召し出しの恵みに感謝し、自らの奉献を新たにすること、またすべての人に奉献生活の意味と価値を知らせることを目的としたもの。

夕方、聖ペトロ大聖堂で行われた教皇ミサには、ローマや世界各地から多くの奉献生活者らが参加した。

式の初めに、様々な修道会や在俗会の代表者らがろうそくの火を手に祭壇に向けて行列を行なった。

ミサの説教で教皇は、この印象的なろうそく行列に表されるように、奉献生活の素晴らしさや価値はキリストの光を反映することにあると指摘。

またこの行列に、奉献生活者の輝ける模範、聖母マリアが、その腕に光そのものである「人となられた御言葉」を抱いて、イエスの奉献のために神殿に入る姿を観想された。

奉献生活の喜びに至るには、キリストの十字架に参与することを避けては通れないと述べた教皇は、神の御子の心に自らの心の苦しみを一致させた聖母マリアの生き方を示された。

愛に貫かれた聖母の心の傷口からは神の光があふれ出たように、奉献生活者が神と人々への愛のために生きる苦しみや、犠牲、自己奉献からも同じ光があふれ、それは人々に福音を伝えるものとなると、教皇は参加者らを力強く励まされた。

この日教皇は、ツィッターでも「わたしの思いは今日、すべての奉献生活者に向かいます。彼らが常に清貧・貞潔・従順のもとにキリストに忠実に従うことができますように」と、メッセージをおくられている。








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