2013-01-24 18:53:24

ポーランドのグレンプ枢機卿逝去


ポーランドのワルシャワ名誉大司教、ジョゼフ・グレンプ枢機卿が、23日、逝去した。83歳だった。

同枢機卿は、昨年3月に肺がんの手術を受けていた。

ジョゼフ・グレンプ枢機卿は、1929年、ポーランド・イノヴロツワフの岩塩坑の坑夫の家庭に生まれた。

ナチスによる占領時代、少年ジョゼフはドイツ人の農場で労働した。1950年、神学校に入り、1956年、司祭に叙階された。1958年から1964年までローマで勉学を納めた後、ポーランドに戻り、グニエズノ教区で司牧に携わった。

1967年から、同国の主席司教であったヴィシンスキ枢機卿の秘書を15年務めたほか、ワルシャワの教会アカデミーで教会法を教えた。

1979年、ヴァルミア司教。1981年、ヴィシンスキ枢機卿の死後、グニエズノ大司教およびワルシャワの大司教代理となり、これによってポーランドの主席司教になった。1983年、枢機卿に任命。

ワルシャワ教区長を引退した2006年までポーランドの主席司教にとどまったほか、1981年から2004年まで同国司教協議会の会長を務めた。

教皇ベネディクト16世は、24日、ポーランドの教会に宛てた弔電で、困難な時代にすべての人間の尊厳の擁護者として生き、「正義における愛」という司教モットーのとおりに、考え、行動し、司牧した「正しい人」として、グレンプ枢機卿に深い尊敬と哀悼の意を表明。ポーランドのすべての信者と祈りを共にされた。








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