2013-01-22 17:52:50

教皇、ベトナム共産党書記長と会見


教皇ベネディクト16世は、22日、バチカンを訪問したベトナムのグエン・フー・チョン共産党中央委員会書記長と会見された。

この訪問で、書記長はバチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿および外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会談を持った。

ベトナム共産党書記長が、教皇をはじめバチカンの国務省高官と出会うのは今回が初めて。

和やかな雰囲気のもとに行なわれた教皇と書記長の会談では、ベトナムと教皇庁間の諸テーマが話し合われ、未解決の問題に対する迅速な解決と、これまでの協力関係の一層の強化が期待された。

教皇庁とベトナム間の最近の関係発展は、1990年代にさかのぼる。1992年にベトナム政府の宗教委員会の使節が初めてバチカンを訪問。1999年、バチカンの使節がハノイへ。以降、ベトナム側からは2000年に外相、2002年に副首相、2005年に再び宗教委員会使節、2007年に首相、2009年に国家主席をバチカンに迎えている。これに対し、バチカン側からも数年ごとにベトナムに使節を派遣、宗教の自由をはじめとする、両国間の懸案事項を話し合ってきた。








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