2012-12-25 16:48:12

主の降誕2012:バチカンで教皇司式の深夜ミサ


教皇ベネディクト16世は、24日夜バチカンで、主の降誕を祝う荘厳ミサを捧げられた。

降誕祭前夜のローマは冷え込んだものの、教皇ミサがとり行われた聖ペトロ大聖堂は世界各国の信者で一杯となった。

入祭の厳かな行列と共に、金管楽器の調べが聖堂内に響いた。

ベルニーニ作の天蓋に覆われた中央祭壇の周りは明るい花々で飾られ、その脇には、秣桶に寝かされた幼子イエスの像が置かれた。

ミサの説教で、ルカ福音書のイエス降誕の場面を観想された教皇は、特に「宿屋には彼らの泊まる場所がなかった」という言葉に注目。現代の人々が自分の心や生活の中に神を受け入れるスペースを持つ必要を説くと同時に、子どもたちや、苦しむ人、疎外された人たち、難民・移民への関心と受け入れを呼びかけられた。

そして、教皇は、イスラエルとパレスチナ、レバノン、シリア、イラクなど中東諸国をはじめ、世界の平和を祈られた。

ミサの終わりに、各大陸を代表する子どもたちが幼子イエスの像に花束を捧げ、助祭らによってこの幼子イエス像は、大聖堂側廊のプレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)の中に安置された。








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