2012-12-10 19:02:44

聖母マリアの無原罪の御宿りの大祝日教皇スペイン広場へ
「神は沈黙の中で語られ、人を罪から救われる」


12月8日聖母マリアの無原罪の御宿りの大祝日、教皇は恒例ローマ・スペイン広場での聖母賛美式を行われた。午後4時に予定されていた式に参列しようとすでに3時前からスペイン広場には大勢の人々が集まり、特に寒い冬空の下、最前列に席を占めた車椅子の病人たちは皆大きな毛布に包まって看護人たちと共に教皇のおいでを待った。予定より10分ほど遅れて教皇は広場に到着し、毎年の恒例どおりローマにおける教皇代理ヴァッリーニ枢機卿とローマ市長アレマンニ氏の歓迎の挨拶を受けられ、システィン礼拝堂付き聖歌隊の歌う美しい聖歌に伴われ聖母賛美式は始まり教皇は聖母の無原罪の御宿りの大祝日にちなんだお話をされた。
神は喧騒の中ではなく沈黙静けさの中で語られ、人々を罪と利己主義から解放され真の喜びを与えられる。神の声を真に聞き取るためには心の奥底に潜心する必要がある。事実,本当に偉大な事はいつも目立たない静かな沈黙の中で実現されるものである。聖母マリアが神の御母として召された時、聖母マリと神の使い大天使との出会いも誰からも知られることなく完全な静けさの中で実現された。
教皇は現代社会の騒がしさの中で自分自身を見失いがちな現代人にとって神の声に気付き、聞き入るためには内外の沈黙静けさの必要性を説かれた。
聖母マリアの連祷が唱えられた後、毎年この大祝日恒例の花束がスペイン広場中央にそびえる石柱の頂上に置かれた無原罪の聖母像に贈呈された。
教皇は式後、最前列を占めていた車椅子の病者一人ひとりに挨拶と祝福をおくられた。








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