2012-12-03 18:29:22

待降節第一主日第一晩課


12月1日 聖ペトロ大聖堂で教皇と教皇庁立大学生たちによる待降節第一主日の第一晩課

教皇ベネディクト16世はこの日の晩、バチカンの聖ペトロ大聖堂でローマ市内にある教皇庁立大学の学生たちと待降節第一主日の第一晩課を祝った。

この日の夕方聖ペトロ大聖堂はローマ市内の教皇庁大学の学生たちで一杯になった。この晩課の祈りはラテン語とイタリア語で唱えられた。教皇は儀式の中で大学生たちに信仰の歩みにおける励ましの言葉を送られた。

「その真の精神の中に生きられるとき、教会の典礼は皆さんを教会を築くための生きる石、新たな福音宣教の協力者とするために皆さん一人ひとりを導く真の最高の学舎となります。
典礼暦年は私たちに信仰の歩みを示してくれます。この信仰の歩みを全教会とともに祝い生きることによって、皆さんは確かにイエス・キリストこそこの世界と歴史の唯一の主であることを理解し体験するでしょう。キリストなしでは人間のあらゆる働きは無に帰す危険を冒します。
聖体におけるキリストは常に私たちの身近に留まりこの信仰の歩みにおける支え助けとなってくださいます。しかし今日の世界においてわたしたちは、神に対する無関心の風潮が広まっているのにきずかされます。しかし、多くの人々、神から遠く離れて生きているように思われる皆さんの同年配の人々の心の奥底には無限なお方、超越したお方に対する一種の内的ノスタルジーがあるのも事実です。ですから私は今、各大学の教室で、真理の追及において、勉学研究の精神の中にすぐ近くにおられる神を証しする使命を皆さん一人ひとりに託したいと思います」。

教皇は最後に大学生一人ひとりのそれぞれがおかれた学究の場で神の証に励むよう激励された。







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