2012-11-22 15:00:10

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2012.11.21)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

「信仰年」のカテケーシスを続けながら、今日は、神の真理との素晴らしい出会いとしての、「理性」について考察しましょう。

信仰を通して、わたしたちは神と自分自身を知り、理解します。そして、後の世で永遠の幸福に生きることを待ちながら、この世を賢明に生きる術をも学ぶのです。

信仰と理性は、神の真理に人間の精神を開くために、共に働きます。

信仰はその本性として、理解することを求めます。一方、理性の真理追求は、啓示された神のみ言葉との出会いの中に、導きと完成を見出します。

信仰と理性の間には、決して対立はありません。かえって両者は手を取り合って、人間の倫理と、創造界を責任と賢明さをもって託されたその役割を向上させます。

神の子イエス・キリストにおける救いの福音のメッセ-ジは、わたしたちに真のヒューマニズム、すなわち人間と世界をめぐる神秘の理解を助けてくれます。

「信仰年」にあって、わたしたちが人間の尊厳とその召命の偉大さを啓示する神の真理の光に、ますます心を開いていくことができますように。








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