2012-11-08 18:06:36

「人間を尊重する文化構築に科学と信仰の対話必要」教皇、アカデミー会員らに


教皇ベネディクト16世は、8日、教皇庁立科学アカデミーのメンバーとの出会いを持たれた。

同アカデミーは、「科学における複雑性と類推:理論・方法論・認識論の観点から」をテーマに定例会議を5日から7日まで開催していた。

科学者らへの挨拶で教皇は、「人間を尊重する文化」構築のために科学と信仰は共に必要と強調された。

教皇は、宇宙は混沌でも混沌の結果でもなく、秩序を持った複雑性であり、それは比較分析と類推を通して部分的な観点からさらに高い普遍的な観点へとわたしたちを導いてくれると述べ、科学の総合的なビジョンの重要さに言及。

このような分野を超えたアプローチは、一つの調和ある現実としての自然を捉えるために、科学とはそれぞれ分離した研究ではなく、相互に関係したものであることを示してくれると述べられた。

自然に関する論理と類推は、人間と神の参与の関係にも思いをはせさせると話された教皇は、人間の尊厳と自由を尊重した文化の構築、人類家族の未来と持続可能な発展のために、科学と信仰の対話と協力の強い必要性を説かれた。







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