2012-11-06 17:20:36

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2012.10.24)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

「信仰年」におけるカテケーシスで、今日は特に信仰の本質について考察したいと思います。

信仰は、神についての知識である以上に 、神との生きた出会いであるといえます。信仰を通して、わたしたちは神を知り、神を愛するようになります。

神は、キリストの生涯と、その死と復活において、御自分をわたしたちに啓示されます。さらにそうすることで、わたしたち人間存在の最も深い意味と真理をも啓示します。

信仰は、この時代の混乱の中で、確実な希望と霊的な助けをわたしたちに提供してくれます。

信仰は、何よりも神からの恵みです。信仰は、わたしたちの心と理性を神の御言葉に開き、洗礼によって教会共同体の中で神の生命に参与させてくれます。

さらに信仰は、わたしたちの理性と自由をも巻き込む、人間的な行為でもあります。キリストの招きと恵みを受け入れる時、わたしたちの人生とそれを取り囲む世界は変容します。

この「信仰年」が、わたしたちが信仰を十全に生きるための、また人々が神の御言葉を喜んで受け入れ、信仰が約束する永遠の生命に心を開くための、助けとなりますように。








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