2012-11-05 18:36:22

教皇、この一年に亡くなった枢機卿・司教を追悼


教皇ベネディクト16世は、3日、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この中で今年1年間に亡くなった枢機卿・司教らを追悼された。

カトリック教会では11月は伝統的に死者に捧げる月とされている。

この追悼ミサに先立ち、典礼暦で「死者の日」を記念した2日の夕方に、教皇は大聖堂地下のグロッタに降り、歴代教皇の墓前で祈りの時を持たれた。

2011年11月からの1年間に帰天した枢機卿は、ジョン・パトリック・フォーリー、アンソニー・ベヴィラックア、ホセ・サンチェス、イグナス・ムッサ1世・ダウド、ルイス・アポンテ・マルティネス、ロドルフォ・ケサダ・トルーニョ、エウヘニオ・デ・アラウホ・サレス、単国璽、カルロ・マリア・マルティーニ、フォルトゥナート・バルデッリの10枢機卿。

追悼ミサの説教で、キリスト者は死の問題をどのように捉えたらよいのだろうかと教皇は問いながら、わたしたちは神における信仰と、イエス・キリストの死と復活に基づく揺るがぬ希望の眼差しをもって死を見つめるべきであり、死を越えてこそ神を観想することができると話された。

そして教皇は、わたしたちが熱望する永遠の命とは、理想や概念ではなく、生ける神との完全な交わりの関係であると指摘。

この神との絆に信頼し、わたしたちの希望はキリストの十字架に輝く神の愛の上に安らぎを得、心にはキリストが「良い泥棒」に言った「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」という言葉を響かせるのであると述べられた。

教皇は今年亡くなった枢機卿・司教らが証しした神への忠実、教会への愛ある奉仕を思い起こされ、これら故人のために天上における安息を心から祈られた。









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