Home Archivio
2012-10-08 18:20:39
「新福音宣教」シノドス、全体会議始まる、教皇による講話
「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」をテーマにした、第13回通常シノドス(世界代表司教会議)の第1回全体会議が、8日午前、教皇ベネディクト16世出席の下に行われた。
前日の開会ミサに続き、この朝バチカンのシノドスホールで開催された全体会議には、世界各国から参加の司教たちが一堂に会した。
三時課の祈りの後、教皇は会議への導入となる講話を行われた。
歴史を変えるベツレヘムでの幼子イエス誕生の出来事から、迫害や無関心を乗り越え福音が伝えられて2000年、今日においても「神とは誰なのか」「神は人類にとって何なのか」という大きな問題は常に存在していると、教皇は強調。
「この宇宙の沈黙、歴史の雲の背後に、神はいるのか、いないのか」「神がいるのなら、わたしたちとどういう関係があるのか」この問題は今日の時代にも変わることなく、多くの人が「神は仮定なのか、現実なのか」「神はなぜその声を聞かせてくれないのか」と問い続けていると話された。
「福音とは神がその沈黙を破られたということ」と教皇は述べ、イエスは神のみ言葉であり、神はわたしたちと共におられ、わたしたちを愛しておられることを示してくださると説かれた。
教皇はこの神の救いを今日の人々に知らせるために必要な基本として、神を中心に据えた祈り、公の前での勇気を持った信仰の告白、そしてキリスト者の心の中で燃える愛(カリタス)の3つを挙げられた。
All the contents on this site are copyrighted ©.