2012-09-20 12:43:08

教皇一般謁見・講話要約(2012.9.19)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今回は、先日のレバノン司牧訪問について報告したいと思います。この訪問の主な目的は、2010年バチカンで開催された「中東のためのシノドス(代表司教会議)」後の使徒的勧告に署名することでした。

わたしはこの機会に、東方教会や他のキリスト教共同体代表者およびイスラム教の指導者たちとも会うことができました。

今日、中東地域は劇的な出来事に見舞われ、大きな苦しみの最中にあります。わたしはこの訪問を通して人々に心から話しかけ、その苦しみを共有することができました。そして、かの地で多くの人が待ち望む平和実現のために励ましを表明しました。

中東地域の教会の固い信仰にわたしは深く心を打たれました。わたしは信者の皆さんに、十字架上のキリストにしっかりと目を向け続けるよう願いました。 そしてキリストの中に、試練にあっても、憎悪に対する愛の勝利、復讐に対する赦し、分裂に対する一致を実現するための力を見出すようにと呼びかけました。

わたしはまた、イスラム教共同体の指導者の方々の温かい歓迎に心からの感謝を述べたいと思います。わたしは彼らに対話と相互協力のメッセージを託しました。

最後に、今回のレバノン訪問実現に尽力してくださったすべての方々に深く感謝すると共に、中東諸国の親愛なる国民の皆さんに心からの祈りと愛を捧げます。








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