2012-09-19 18:38:46

レバノン訪問を振り返る、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで19日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

レバノン司牧訪問(14日~16日)を終えて間もない教皇は、この謁見で同訪問の報告を行われた。

中東地域の緊迫する状況の中で行われたこの訪問であったが、教皇は「困難な状況に直面する子らに、父として常にそばにいる」ことを伝えたく思ったと話された。

レバノン訪問は、教会関係者にとって感動的な出来事であったと同時に、異なる宗教や共同体間の共存・協力の伝統を誇るこの国で、未来を見据えた内容ある対話の機会でもあったと教皇は振り返り、この訪問を通して、シリアやイラクをはじめ、中東地域で続く人々の苦しみに対し励ましと平和のメッセージを表したと述べられた。

そして教皇は、訪問の主目的であった「中東のためのシノドス後の使徒的勧告」への署名式と、ベイルートのミサにおけるその公布、レバノン各界代表と諸宗教指導者との出会い、若者たちとの集いなど、3日間のレバノン滞在を振り返られた。

教皇は、レバノンの人々がその宗教・社会的多様性の中で、真の平和に向けての新たな一歩を証しすることを希望されると共に、訪問中の様々な平和メッセージが、中東における平和構築への確固とした歩みと、キリスト教徒・イスラム教徒間のさらなる理解の助けとなることを願われた。








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