2012-09-14 11:20:15

教皇、レバノン司牧訪問へ出発


教皇ベネディクト16世は、14日午前、レバノンへの司牧訪問に出発された。

教皇の訪問は16日まで3日間にわたるもので、この間、ベイルート、ハリッサ、バーブダ、ブケルケなどで公式行事が予定されている。

この訪問は、2010年10月にバチカンで開催された「中東のためのシノドス」後の指針となる「使徒的勧告」に教皇が署名し、それを司教らに託すことを主な目的としている。

教皇のレバノン司牧訪問の日程は以下のとおり。

9月14日(金)午前、教皇はローマを出発され、現地時間同日午後、ベイルートに到着。スレイマン大統領と共に空港で歓迎式に臨まれる。夕方、教皇はハリッサに移動。カトリックのギリシャ・メルキト典礼司教座大聖堂で、レバノンおよび中東の司教ら出席の下、教皇による「中東のためのシノドス後の使徒的勧告」への署名が行なわれる。

15日(土)午前、教皇はバーブダの大統領官邸にスレイマン大統領を表敬訪問し、会談を持たれる。この後、ミーカーティー首相、ベッリ国会議長とも会見。この後、政界関係者、外交団、諸宗教代表者、文化人らとの出会いを行なわれる。午後、ゾマーのカトリック・アルメニア典礼総大司教館でレバノン司教団および中東シノドス関係司教らと昼食。夕方、ブケルケのカトリック・マロン典礼総大司教館前の広場で、レバノンと中東各地から集った若者たちと交流される。

16日(日)午前、ベイルートのシティセンター・ウォーターフロントで教皇はミサを捧げられ、この中で「中東のためのシノドス後の使徒的勧告」を司教らに手渡される。午後、シャルフェトのカトリック・シリア典礼総大司教館でキリスト教諸教会関係者とエキュメニカルな出会いを持たれる。夕方、ベイルート国際空港での送別式を経てレバノンを発たれ、同日夜、ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮に戻られる。








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