2012-08-23 18:01:21

教皇「シリアとイラクにおける暴力停止を」


教皇ベネディクト16世は、29日、滞在先のカステルガンドルフォで行われた日曜正午の祈りの席で、シリアとイラクで続く暴力を止めるよう強くアピールされた。

教皇はシリアにおける悲劇的な暴力の連鎖が、一般市民の間にも多くの死者・負傷者を出し、安全な場所を国内・周辺国に求めざるをえない膨大な数の避難民を生んでいる状況に、深い憂慮を表された。

こうした中、苦しむシリア国民に精神的一致を示された教皇は、あらゆる暴力と流血の行為の停止、また必要とされる人道的支援の保証を呼びかけられた。

そして、闘争の適切な政治的解決を目指し、対話と和解を通した平和の追求に努力するよう、国内の責任的立場にある人々、および国際社会に願われた。

同時に、教皇は爆破や銃撃による死者・負傷者が絶えないイラクにも思いを向けられ、同国が安定と和解、平和の道を見出すことができるようにと祈られた。

さらに、この日、教皇は来年夏の開催まであと1年に迫った「第28回世界青年の日(ワールドユースデー)リオデジャネイロ大会」に言及。

「多くの若者が、教会の一員として、信仰を生きることの喜びと素晴らしさを体験する貴重な機会」と、同大会を希望の目で見つめられた教皇は、世界中からの参加者を受け入れるための準備に励む大会関係者に励ましと感謝を述べられた。









All the contents on this site are copyrighted ©.