2012-07-27 18:40:07

国連武器貿易条約会議:バチカン代表「武器の違法な流通をなくす努力を」


ニューヨークの国連本部で行われていた武器貿易条約(ATT)会議の最終日、27日、バチカン代表のフランシス・チュリカット大司教の発言が行われた。

この席でチュリカット大司教は、武器の違法な売買をなくし、武器による闘争の犠牲者にケアを施すことが必要と国際社会に訴えた。

武器貿易条約は無責任な武器の流通と犯罪者による不法な武器購入の犠牲となっている多くの人々を救うための有効な方策となるという、教皇庁の考えを大司教は強調。

武器の違法な流通は、発展、平和、人道、人権に負の影響を与えることを示しながら、武器が他の物品とまったく同レベルで国内・国際市場で扱われることがあってはならないと、これらの売買を根絶するための厳密な規則の必要を訴えた。

大司教はまた、小型兵器の売買における現実的で透明性のあるチェック、武器による闘争で被害を受けた人々への社会的・経済的な援助をも含めたケア、平和の文化を養う教育の必要性をアピールした。








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