2012-06-08 19:08:58

聖体の大祝日:教皇によるミサと聖体行列


「キリストの聖体」(コルプス・ドミニ)の大祝日を迎えた7日、教皇ベネディクト16世は、夕方からローマ市内の聖ヨハネ大聖堂前広場でミサを捧げられ、続いて聖マリア大聖堂までの聖体行列を行われた。

「キリストの聖体」の祝日は、「パンとぶどう酒の形態のもとに復活して今も生きるイエス・キリストの現存」を称え、「聖体拝領において信者の霊的食物として与えられるキリストの御体と御血」を賛美する日。典礼暦で三位一体の主日(聖霊降臨後第1の主日)の直後の木曜日に記念されるが、日本を含む多くの国のカトリック教会では、これを同週の日曜日に祝う。

教皇はミサの説教で、聖体への信心と、ミサ聖祭の神聖さを強調。私たちの間、家、町、国の中にイエスの存在の意味を常に感じ、聖体の秘跡を日常生活の中心に保っていくことの大切さを説かれた。

この後、聖ヨハネ大聖堂から、エスクリーノの丘上の聖マリア大聖堂に向かって、夕闇の落ちたローマのメルラーナ通りを聖体行列が上がって行った。

聖職者や修道者、信者たちは厳かに聖歌を歌いながら、聖体顕示台を載せた車を先導。教皇は車の中でひざまずき、聖体を前に祈り続けられた。人々の手にするろうそくの光が長い帯となって、2つの大聖堂を結んだ。

到着した聖マリア大聖堂の前で教皇は聖体降福式をとり行われた。教皇は聖体の賛歌を歌い、祈りを捧げられた後、聖体顕示台を高く掲げて会衆を祝福された。








All the contents on this site are copyrighted ©.