2012-04-17 18:43:48

「復活の主の光に信頼し」教皇、誕生日のミサで


教皇ベネディクト16世は、85歳の誕生日を迎えた16日、バチカンで私的にミサを捧げられた。

パオリーナ礼拝堂で行われたミサには、教皇庁における日頃の協力者、またミュンヘン=フライジング大司教のラインハルト・マルクス枢機卿らドイツの司教たち、そして教皇の故郷バイエルン地方の使節団が参加した。

ミサの始めに、教皇は枢機卿会を代表してアンジェロ・ソダノ枢機卿からお祝いの言葉を受け取られた。

説教の中で、教皇はご自分の誕生日4月16日に典礼暦で記念される2人の聖人、聖ベルナデッタ・スビルーと、聖ベネディクト・ヨセフ・ラブレより、若い時から大きな影響を受けたと語られた。

特に、聖ベルナデッタの神の母を見ることのできる清い心、そして、ヨーロッパ中の巡礼地をめぐった聖ベネディクト・ラブレの祈りと神を証しする生活に、深い感銘を受けていたと話された。

また教皇は、ご自分の生まれた日がちょうどその年の聖土曜日であったことを回想。「神の沈黙の日、神が存在しないかのように思われた日は、実は主の復活を目前にした日」であったが、その同じ日に「洗礼の水を通して自分を再び生まれた者としてくれた」両親に深く感謝していると述べられた。

教皇は「わたしは今、人生の終盤を生きているが、復活の主の光、すべての闇より強いその光に助けられて、安心して前進することができる」と述べ、神への委託を示された。








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