2012-03-14 19:00:47

「教会の中で教会と共に祈る聖母マリア」教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで14日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中のカテケーシスで教皇は、キリスト教の祈りをめぐる考察の一環として、「使徒言行録」と「聖パウロの書簡」における祈りを新しいテーマとして掲げられた。

そしてこの日は、最初のキリスト教教会となっていくイエスの弟子たちのグループの中にあって、共に祈る存在としての聖母マリアの姿を観想された。

教皇のカテケーシスの要約は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

キリスト教的祈りをめぐる考察を続けながら、今回から新シリーズとして、使徒言行録と聖パウロの手紙に見られる祈りについて考えたいと思います。

今日は特に、使徒たちと共に高間で聖霊降臨の聖霊の賜物を待ちながら祈りにしずむ、聖母マリアの姿に目を向けてみましょう。

福音史家聖ルカは、聖母マリアの全生涯、すなわちお告げの時から、イエスの十字架の下、そして聖霊降臨にいたるまでの全過程において、キリストにおいて実現される神の救いの神秘の深い黙想に潜心する女性として描いています。

わたしたちは高間において聖母マリアが教会の中で特別な位置を占めているのを目にします。

教会憲章においては、聖母マリアは信仰と愛徳の優れた手本として示されています。聖母マリアは神の母として、教会の母として、あらゆる救いの決定的な瞬間に、教会の中で教会と共にいつも祈っています。

わたしたちの人生のいかなる時にも聖母マリアに深く信頼しましょう。そして、聖母マリアに祈りを習いましょう。彼女の息子イエスと一致することで、聖霊の賜物が豊かに注がれ、全世界の隅々にまでキリストの福音が広まるよう、祈り求めることができるでしょう。








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