2012-03-01 16:45:23

バチカン四旬節黙想会:教会における一致を考える


教皇ベネディクト16世参加のもと、バチカンで高位聖職者対象の四旬節黙想会が3日まで開かれている。

このたびの黙想会のテーマは、「キリスト者の神との交わり」。

「わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです」(ヨハネの手紙一1,3)より汲み取ったこのテーマについて、今年の黙想会の指導を務めるキンサシャ大司教、ローラン・モンセンゴ・パシンヤ枢機卿は、聖ヨハネが書簡の中で教会の交わり、すなわち信者と使徒の、信者と神の、また使徒と神の交わりに対して大きな関心を払っていることに言及。

教会内の一致が信仰の不足や愛の欠如、使徒の教えに従わないことによって損なわれるという問題は、初代教会だけでなく今日の教会にも通じる問題であると同枢機卿は述べ、ヨハネの手紙を観想しながら、教会における一致の価値をあらためて確認したいと話した。

また、パシンヤ枢機卿は、四旬節は神により近づくためにイエスと共に荒れ野に赴く時であると強調。この期間に神との交わりの大切さを認識し、神との一致を一層深めて欲しいと願った。








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