2012-02-16 18:58:58

教皇、アフリカとヨーロッパの司教らとお会いに


教皇ベネディクト16世は、16日、バチカンで行われたシンポジウムに参加したアフリカとヨーロッパの司教らとお会いになった。

このシンポジウムには、アフリカとヨーロッパから司教の代表が参加し、両大陸の教会の交流と協力のしるしの下に、現代の福音宣教の課題を見出すという試みが行われた。この会議が行なわれるのは、2004年以来、2度目。

教皇は参加司教への挨拶で、特にここ数年間により培われた2大陸の教会共同体の友好と、それによってもたらされた精神的実りを喜ばれた。そして、この豊かな兄弟愛の道を歩み続けながら、福音宣教の新たな地平線を開いて欲しいと願われた。

実際、熱心な信仰に生き、それを伝えようとするアフリカの教会との出会い、多くの困難の中にあっても信仰を分かち合おうとするその姿を知ることは、ヨーロッパの教会にとって常に喜びと希望をもたらしてくれるものと、教皇はご自身のアフリカ司牧訪問の体験を思い起こしつつ語られた。

教皇は2大陸の教会が信仰と愛(カリタス)の切り離せない関係を念頭に置きながら、それを具体的に証しすることで、貧しい人をはじめとするすべての人々にイエス・キリストとその愛を伝えていくようにと希望された。

今日の教会が直面する問題として、教皇は宗教への無関心と享楽主義を指摘。こうした中にも、復活のキリストに信頼し、福音宣教への挑戦に希望をもって意欲的に取り組むよう司教らを励まされ、特に家庭司牧、青少年育成に努力することを勧められた。

教会には様々な問題が存在するが、それは教会が生き成長している証拠、と教皇は述べ、すべての人々を宣教の召命に駆り立て、聖性に導くために、自らの使命感を新たにするよう、教皇は司教らに願われた。








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