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2012-02-14 18:30:59
2012年度「世界召命祈願の日」教皇メッセージ
教皇ベネディクト16世は、「第49回世界召命祈願の日」に向け、メッセージを発表された。
カトリック教会の世界召命祈願日は、司祭や修道者への神の招き(召命)により多くの人が応えることができるよう、教会全体が祈りを捧げる日で、毎年復活節第4主日に行なわれる。今年は4月29日に記念される。
2012年度のテーマは、「神の愛の賜物である召命」(仮訳)。
このメッセージで教皇は、「完全なる賜物は、愛なる神から与えられる」と強調。すべての被造物、すべての人間は、神の愛ある考えと行為によってもたらされたものであり、私たちは生まれる前から神に愛されているという事実に目を開くことは、私たちの人生を根本から変えるものであると述べている。
こうした中で教皇は、一つひとつの召命もまた神の働きかけから生まれ、それはまさに神の愛の贈り物なのであると説いている。
すべての召命の源に神の無限の愛があるという事実は、イエス・キリストを通して完全に表されていると述べた教皇は、最後の晩餐、十字架上の受難、復活に至るまで、ご自分から人々に出会いに来られるイエスの姿を福音の中に思いおこされ、イエスは教会の歴史の中で今も私たちとの出会いを新たにしておられると記している。
この神の愛に私たちの人生を開くことで、すべての召命が生まれ育つと教皇は呼びかけ、祈りと、御言葉への愛、聖体に熱心に近づくことによって神の愛の源泉に触れ、神の愛と隣人への愛という2つの形を持った一つの愛を生きながら、召命の道を育てて欲しいと全教会に願われている。
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