2012-02-03 17:45:20

奉献生活者の日:教皇「『信仰の年』に神との関係をより深めよう」


カトリック教会は、2日、典礼暦で「主の奉献」を祝うと共に、「奉献生活者の日」を記念した。

この日、教皇はバチカンの聖ペトロ大聖堂で、ローマをはじめ各地から訪れた奉献生活者たちと夕べの祈りをとり行われた。

「主の奉献」の祝日は、マリアとヨセフが、モーセの律法に従って、神に初子を捧げるためにエルサレムに行き、そこでイエスが神殿で神に捧げられたことを記念するもの。

教皇は、この日、イエスの奉献のエピソードに見る「奉献」の神秘を考えると同時に、福音のメッセージとイエスの貞潔・清貧・従順の姿に従い、神の王国への愛のために自分自身を教会と世界のために捧げるすべての人々に思いを向けるよう招かれた。

福者ヨハネ・パウロ2世によって、1997年に始められた「奉献生活者の日」が本来持つ目的を教皇はあらためて確認され、「教会の聖性の一部をなす奉献生活という生き方とその召命を、大きな恵みとして教会全体で神に感謝を捧げること」、「福音のすすめに促され、キリストに従うことを選んだ人々の証しをより価値づけること」、「奉献生活者たちがこれを機会に自らの奉献を新たにすること」の3つを挙げられた。

第2バチカン公会議開幕50年を記念して今年10月から始まる「信仰の年」に言及された教皇は、「信仰の年」を内面の刷新のための貴重な時として生き、奉献生活の本質的価値とそれに必要なものを見つめ、神との関係をより深める機会とするよう参加者らに勧められた。

そして、神にあらたに一致することで、神の民の中でその特別な使徒職を一層役立て、教会の教えに忠実にそれぞれのカリスマを通して、今日の教会と世界に信仰と恵みを証しして欲しいと願われた。








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