2012-01-05 18:49:58

教理省:「信仰の年のための司牧の指針」を発表


教皇庁教理省は、今秋から開催される「信仰の年」に向け、司牧の指針をまとめたしおりを発表する。

教皇ベネディクト16世は、昨年10月17日、使徒的書簡「ポルタ・フィデイ(信仰の門)」を発布、これを通して、2012年10月より「信仰の年」を開幕することを宣言された。

「信仰の年」は、第2バチカン公会議開幕(1962年10月11日)から50周年を迎えると同時に、福者ヨハネ・パウロ2世が改編した「カトリック教会のカテキズム」発行(1992年10月11日)から20年目にあたる、2012年10月11日より始まり、翌2013年11月24日、「王であるキリスト」の大祝日に終了する。

「信仰の年」開催にあたり、この特別年がより実り多いものとなるよう、教皇は司牧的ガイドの作成を教理省に委ねられた。バチカン各省と「信仰の年」準備委員会との協力の下、「信仰の年のための司牧の指針」が作成され、7日に公布となった。

この指針書の冒頭では、教会のすべての人々が復活の主の喜びにあふれた証し人となり、他の多くの人たちに信仰の門を示すことができるよう、彼らの主イエスへの新たな回心を助けるという、「信仰の年」の目的を明らかにしている。

さらに、この指針書の司牧ガイドによって、真の信仰の証を通したキリストとの出会いと、信仰内容に関するさらに深い理解が促進されることを期待している。

指針書は「信仰の年」をよりよく生きるための提案を、1.普遍の教会、2.司教評議会、3.教区、4.小教区・共同体・協会・運動の4つのレベルにおいて示している。

また、教皇庁新福音化推進評議会の中に「信仰の年事務局」を設置、これを通してこの特別年に教皇庁主催で行われる様々な行事の調整、同年についての有益な情報の紹介などを行う旨が記されている。

そして、同書は教会のすべての人々を「信仰の年」へと招きながら、キリスト者にとって最も大切なもの、すなわち人間の贖い主、イエス・キリストを再発見するよう呼びかけている。








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