2011-12-14 14:01:32

教皇、18日にローマの刑務所を訪問


教皇ベネディクト16世は、待降節最後の日曜日、18日、ローマのレビッビア刑務所を訪問される。

同教皇が刑務所を訪れるのは、2007年3月にカサル・デル・マルモ少年刑務所を訪問して以来、今回で2度目となる。

教皇とレビッビア刑務所の服役者との出会いは、同所付属のパードレ・ノストロ聖堂で行われる。

この機会に、教皇は受刑者らの質問に答えられるほか、この訪問を記念して聖堂前に植樹された苗木の祝別を行われる予定。

レビッビア刑務所付司祭、ピエール・サンドロ・スプリアーノ神父は、イタリア国内各地の刑務所が、現在、受刑者の定員過剰や、担当職員の不足、外国人受刑者の増加など、多くの問題と向き合っていることを指摘しながら、このたびの教皇の訪問が、刑務所の状況に教会が常に関心を寄せていることを受刑者たちに知らせ、政治家たちに現状を訴え、世論を喚起する上で、大変重要な機会となるだろうと話した。

また、同神父によれば、受刑者たちから教皇に対する質問がたくさん集まったが、この中から当日教皇との対話の中で使われる質問が選ばれる。多くの受刑者が壁塗りをしたり、花を植えたりし、教皇を歓迎する準備にそれぞれの形で参加しているという。








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