2011-12-13 18:43:44

教皇、来年の復活祭前にメキシコとキューバへ


教皇ベネディクト16世が、2012年の復活祭前にメキシコとキューバを司牧訪問されることが正式に発表された。

教皇の同2カ国への訪問の可能性については、すでにバチカン広報室を通じて言及されていたが、12日夕、バチカンの聖ペトロ大聖堂で行われたラテンアメリカに捧げるミサの中で、教皇ご自身によってこの訪問が確認された。

典礼暦でグアダルーペの聖母を祝ったこの日、教皇ミサは、ラテンアメリカとカリブ海諸国の独立(1808-1824)から2世紀を記念して行われた。

ミサは、祭壇の隣に置かれたグアダルーペの聖母の聖画と共に、ラテンアメリカ各国の色とりどりの国旗や、クレオール語のコーラスと伝統楽器による聖歌で彩られた。

説教で教皇は、この2世紀のラテンアメリカの発展を思い起こされ、人々に与えられた大きな信仰の恵みを改めて神に感謝された。

グアダルーペの聖母はラテンアメリカの人々に唯一の光、真理として御子イエス・キリストを示し続けたと述べた教皇は、これからも人々がイエスに導かれ、豊かな信仰の遺産を守りながら、一致と平和、和解と兄弟愛を育み、命と環境を尊重し、暴力や犯罪、貧困や不正義を克服する道を歩み続けて欲しいと願われた。

そして教皇は、来年の復活祭の前にメキシコとキューバを訪れ、御言葉を告げると共に、人々の中にまっすぐな信仰、生きた希望、熱い慈愛を強めたいと話された。

教皇は説教の最後に、グアダルーペの聖母にラテンアメリカのよりよい未来への歩みを託して祈られた。









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